写真:「プレミオ楮」使用作品実例

いしい まこ:写真・今村 扶貴子:書 / 『節絵』- 可惜夜・紫陽花・花衣 -

今回、ご紹介いただきました作品はすべて

 書:今村 扶貴子
 写真:いしい まこ

お二人の「書と写真」のコラボレーションとなっております。


いしい まこさんにいろいろとお話をお聞きしました。

和紙を使ってみて苦労した点について。
「色の調整を、パソコンで少し明るめにしておくことで和紙の沈む色合いの調整をしました。
プリントした後に、ドーサと膠(にかわ)を使い、金箔銀箔を振りかけて定着させています。
A4の和紙は、上手に乗せられるのですがハガキの手漉き和紙は、ドーサと俄を使うと滲み出る
場合が多々あります。

なんどか大きな作品は、アワガミファクトリーの出力サービスを利用させて頂きました。
いつも美しい色で表現していただけるのでとても素敵でした。ありがとうございます。」

和紙を使ってみてうまくいった点について。
「ボカした所の滲み出る色彩をうまく表現してくれます。アワガミさんの和紙は、和紙の特徴が
美しく作られているので写真を絵画のような表現出来るのになり、とても気に入っています。」

展示の際に、工夫された点について。
「和を基調した昔の床の間などの掛け軸の小さなモノをイメージして、今のお部屋にも飾れるよ
うな形にしています。四季が変われば簡単に掛けかけられるような作品作りを心がけています。」

今後どのような作品を作る予定ですか。
「月と花を組み合わせた多重露光という撮影法で 月満ち欠けシリーズを作りたいと考えています。」

二人展 /書家&写真作家コラボHP
https://makomako9.webnode.jp

Koichi Nomi / 陰翳の間 Rooms in praise of shadows

作品は、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」にインスパイアされた10枚の写真だそうです。

「今回の写真は、どうしてもレトロな感じを強調したかつたのでこの紙を選びました。
和紙独特の風合ひ、それでゐて彩度もコントラストも申し分ないこの紙は、今回のテーマ「陰翳礼讃」「古い和室の美人画」にもつてこいでした。

今回の「環 -TAMAKI-」展での作品「陰翳の間」の光と影は、プレミオ 楮-白だからこそ表現することが出来ました。想像以上の、良い紙でした。」


Nomiさんに、撮影時の技巧についてお尋ねしました。
「自然光とストロボ光の融合ですね。自然光全てだとコントラストが強すぎるし、全てストロボ光だと陰翳が出せません。そこで、自然光とストロボ光のバランスを取るのに気を遣ひました。もともとストロボ光は私の重要な営業品目なので、調整それ自体は慣れたものです。」

また、苦労された点についてもこのようにおっしゃっておられます。
「印刷前の仕上げ、つまりLightroomとPhootshopでいかに自然な絵にするかで少し試行錯誤しました。決め手は今年アップグレードされたLightroomのプリセット。これを100%にしないで使ふと、なかなかバラエティに富んだ絵が得られるんです。」

最後に、今回の作品でうまくいった点について、
「和紙を選んだこと。そのためモニターで見る絵よりも少しだけコントラストと彩度が弱まり、私の意図した陰翳が表現できたこと。」

今後の活動について、このようにおっしゃっておられます。
「もともと「グラビア系」のカメラマンなので、もし和紙を利用するなら、和紙独特の柔らかさを活かした、柔らかいグラビア(Nude等)を作り上げたいですね。サイズはA2で。展示の際はやはりこれくらゐの大きさは欲しいです。」


Koichi Nomi
https://twitter.com/18Gray18Gray
https://www.facebook.com/18Gray
https://www.youtube.com/watch?v=zjsnOz6hX1k

片岡志都子 / ちょうどいい関係

自然も人も形を変えながら生きている。違う方向に進んでいるように見えて、同じ方向に向かっていくよう。グループ展「to connect to distribute」に出展した作品です。

アワガミインクジェットペーパーを選んだのは、自分でプリントして、木製パネルに貼ったものを制作したかったことと、和紙のやわらかい紙質が、日本の自然風景に言葉をのせる自身の作品に馴染むのではないかと思ったからです。

木の枝や草の細やかさ、雪のふんわりとした質感などをどこまで再現できるか、出力するまでは分かりませんでしたが、思ったように再現され、また色も鮮やかにプリントでき満足いくものでした。

文字や線もすっきりとプリントされ、水張りしても顔料インクのため、にじむことはありませんでした。和紙を伸ばしてタッカーで止める際、パネルの角で折り曲げた時も破れることもありませんでした。丈夫で柔軟な和紙の特質のおかげだと思います。10枚水張りをした際、それぞれ5分ほど水を染み込ませましたが、和紙の伸び具合も10枚ともほぼ変わらず、A.I.J.Pの安定した品質の高さがうかがえました。

今回がはじめてのグループ展となりましたが、これからもA.I.J.Pは私の作品の欠かせない一部になってくると思います。

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ASUHA-明日葉-/In the town of SIESTA -シエスタの町で-

「シエスタ写真家」のASUHA -明日葉- さんのご紹介です。
2009年、新宿・エプサイトでの「江川渡子」さんの写真展で、ご本人からのご紹介
でアワガミを知ったそうです。

「A.I.J.P.」をお使いいただいたご感想をお聞きしました。
「従来の写真印画紙や、インクジェット用アートペーパー(コットン紙、セルロール紙
など)には無い「独特の風合い」、特に温かさ・柔らかさの表現に長けていると思います。
発色もよく、適度な滲み具合が独特のテイストを生み出します。
反面、意図しない擦れや不純物の混入などの問題点もあります。擦れについては、作品の味に
なることもあるので、必ずしもマイナス面ばかりではありません。

日本の伝統文化である和紙に、ギリシャをはじめとする西洋・地中海のシーンをプリントした
「和洋のハーモニー」は、ひと味違った面白さを与えてくれています。」

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益子マイカ(keiko & maika)/"S'il vous plaît!" 

---益子マイカさんからの感想---


機材をデジタルに移行して3年半。
当初はデジタルの痛みを感じる金属的な画像の仕上がりに悩んでいましたが、アワガミとの出逢いで問題は解消されました。アワガミの柔らかな風合いは、白黒及びカラーを問わず人肌の描写に最適で、今ではアワガミ無しでの作品作りは考えられません。

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