写真作品実例

いしい まこ:写真・今村 扶貴子:書 / 『節絵』- 可惜夜・紫陽花・花衣 -

今回、ご紹介いただきました作品はすべて

 書:今村 扶貴子
 写真:いしい まこ

お二人の「書と写真」のコラボレーションとなっております。


いしい まこさんにいろいろとお話をお聞きしました。

和紙を使ってみて苦労した点について。
「色の調整を、パソコンで少し明るめにしておくことで和紙の沈む色合いの調整をしました。
プリントした後に、ドーサと膠(にかわ)を使い、金箔銀箔を振りかけて定着させています。
A4の和紙は、上手に乗せられるのですがハガキの手漉き和紙は、ドーサと俄を使うと滲み出る
場合が多々あります。

なんどか大きな作品は、アワガミファクトリーの出力サービスを利用させて頂きました。
いつも美しい色で表現していただけるのでとても素敵でした。ありがとうございます。」

和紙を使ってみてうまくいった点について。
「ボカした所の滲み出る色彩をうまく表現してくれます。アワガミさんの和紙は、和紙の特徴が
美しく作られているので写真を絵画のような表現出来るのになり、とても気に入っています。」

展示の際に、工夫された点について。
「和を基調した昔の床の間などの掛け軸の小さなモノをイメージして、今のお部屋にも飾れるよ
うな形にしています。四季が変われば簡単に掛けかけられるような作品作りを心がけています。」

今後どのような作品を作る予定ですか。
「月と花を組み合わせた多重露光という撮影法で 月満ち欠けシリーズを作りたいと考えています。」

二人展 /書家&写真作家コラボHP
https://makomako9.webnode.jp

まりっか / asakiyumemisshi

フィルム写真合同写真展「40mm展」    2018.06.15-17 三葉堂寫眞機店にて

作品は、今回の「フィルム写真合同写真展 40mm展」のレギュレーション(出展規定)
となっている7mmのハレパネ貼付をされています。


今回の制作で、和紙を使って、苦労した点をお聞きしました。
「普段から展示用に自宅でプリントしており、色補正の目安はついていましたが
花写真は思ったようなイメージにプリントすることができず、データを補正しながら
テストプリントを繰り返してしまいました。」

また、うまくいった点についても、このように教えていただきました。

「花の写真ははもともと没写真でしたが、和紙の風合いを逆手にとって、イメージ通り
の質感や風合いが表現でき自分らしい作品に仕上がりました。

海の写真は、アンダーな写真だったため沈んでしまいがちな写真になるところでした
が、和紙だとくすんでしまいがちな部分も綺麗にプリントで表現でき、こっくりとした
和紙のもつ深みが表現できました。」

和紙の弱点をうまく活かしていただき、和紙にしか出来ない表現をしていただけたこと
を大変嬉しく思います。

Koichi Nomi / 陰翳の間 Rooms in praise of shadows

作品は、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」にインスパイアされた10枚の写真だそうです。

「今回の写真は、どうしてもレトロな感じを強調したかつたのでこの紙を選びました。
和紙独特の風合ひ、それでゐて彩度もコントラストも申し分ないこの紙は、今回のテーマ「陰翳礼讃」「古い和室の美人画」にもつてこいでした。

今回の「環 -TAMAKI-」展での作品「陰翳の間」の光と影は、プレミオ 楮-白だからこそ表現することが出来ました。想像以上の、良い紙でした。」


Nomiさんに、撮影時の技巧についてお尋ねしました。
「自然光とストロボ光の融合ですね。自然光全てだとコントラストが強すぎるし、全てストロボ光だと陰翳が出せません。そこで、自然光とストロボ光のバランスを取るのに気を遣ひました。もともとストロボ光は私の重要な営業品目なので、調整それ自体は慣れたものです。」

また、苦労された点についてもこのようにおっしゃっておられます。
「印刷前の仕上げ、つまりLightroomとPhootshopでいかに自然な絵にするかで少し試行錯誤しました。決め手は今年アップグレードされたLightroomのプリセット。これを100%にしないで使ふと、なかなかバラエティに富んだ絵が得られるんです。」

最後に、今回の作品でうまくいった点について、
「和紙を選んだこと。そのためモニターで見る絵よりも少しだけコントラストと彩度が弱まり、私の意図した陰翳が表現できたこと。」

今後の活動について、このようにおっしゃっておられます。
「もともと「グラビア系」のカメラマンなので、もし和紙を利用するなら、和紙独特の柔らかさを活かした、柔らかいグラビア(Nude等)を作り上げたいですね。サイズはA2で。展示の際はやはりこれくらゐの大きさは欲しいです。」


Koichi Nomi
https://twitter.com/18Gray18Gray
https://www.facebook.com/18Gray
https://www.youtube.com/watch?v=zjsnOz6hX1k

くらもち まり / 梅の香を

Flower Portrait Exhibition 鈴木光雄ワークショップ修了展より。 
                      2017.07.11-23 Roonee 247 fine arts


今回、「AIJP出力サービス」を利用しました。データ担当の方をやりとりがありましたが、
提案で送られてきた3枚のプリントの中から選ぶのに迷いがでてしまい、なかなか選べま
せんでした。
しかし、選んだ写真は満足のいくものとなり、その後の額装につなげることができ、こうし
て他の方に委ねることで、さらに写真が良くなる喜びを味わうことができました。

この梅写真は、大きな作品だったため額も全紙サイズとなりました。
そのため、展示会場でもあるRoonee 247 fine artsさんに相談し額装の方法を一緒に考え
ていただきました。
厚口の耳のある紙をしっかり見ていただくことができるようにマットをダブルマットにし、
額に負けない作品にすることができました。

この他、多くのグループ展でも好んで使用しているため「写真ながらも絵のようですね」と
声をかけていただくことが多くなり、和紙のおかげで自分の求めていた表現方法を見出す
ことができました。

フィルム写真での展示が中心になってきているため、モノクロフィルム写真は暗室で手焼き
プリントを、カラーフィルムではデジタルデータ化したものを利用し、和紙の特徴を活かし
てこれまで以上に絵のような雰囲気の作品を創り出せたらと考えています。
また、他の和紙も使用することで、新しいコラボレーションを楽しんでみたいとも思ってい
ます。

中田 啓瑛 Nakata Keiyou / デジャヴのある日常のストーリー

2017年の作品展「十五年展・ケイヨウの写真館~デジャヴのある日常のストーリー~」より。

通りがかりの方々もお見えになり写真そのものも、また、和紙へのプリントも大変好評で
うれしいお言葉を多数頂戴いたしました。

和紙のプリントは、初めて見たという方が結構おられ、こんなにきれいにできるものなのかとか特殊な薬品を使っているのかとか色んなお声を聞かせていただきました。

使用した和紙は、深みのある仕上がりにしたい風景は、「楮、びざん」
明るく綺麗な仕上がりにしたい花は「竹和紙」
モノクロ人物は「楮」
透け感を出したい展示には「雲流」

と使い分けています。
マットで温かい仕上がりが作風に合っていて気に入っています。

2015年に初個展、以来今年2018年で四回目の写真展となりますが、メインとなる大きな作品や、諧調が欲しいモノクロプリントは、全て出力サービスでお願いしています。
思った通りの仕上がりになり、適切なアドバイスも頂けるのでとても満足しています。

*室内の展示写真は、「同時代ギャラリー」さんのご紹介記事から。(制作者が写る室外からの写真を除く。)

中嶋 正和 / Circle of Life - めぐる季節 -

AIJPは、思っていた以上にコントラストがあって、使いやすい印象です。

苦労した点は、「プレミオ雲流」は厚みがあるせいか、プリンタヘッドとのこすれが発生する
ことがあり、出力しなおすことになりました。

うまくいった点は、冬の写真は、「プレミオ雲流」の繊維が吹雪のようにも見え、奥行きが感じ
られると観ていただいた方にも好評でした。

紙によって作品の雰囲気が大きく変わることが実感できました。
次の作品はまだ決まっていませんが、作品にあった紙を見つけられるよういろいろ
試していきたいです。

ASUHA-明日葉- / In the town of SIESTA シエスタの町で -Σαντορίνη-


ライフワークのテーマである「In the town of SIESTA -シエスタの町で-」。
今回はギリシャはエーゲ海に浮かぶサントリーニ島(Σαντορίνη)にスポットを
当て、13年に渡って撮り続けた中から選り抜いた作品たちを展示しました。


和紙は色が僅かに地味めに出るので、その分を考慮してデータを調整しました。
いたって扱いやすいペーパーで、他社マット紙と同じ感覚で使えます。

このペーパーならではのアドバンテージは、漆喰で塗られた真っ白な町並みや、
ネコやイヌたちの毛並みなど、ペーパーの粗いテクスチャーを生かして、うまく表現する
ことができた点です。
柔らかい空気感の表現に適しており、私の作品には欠かせません。


「シエスタ〜」はライフワークなので、今後も変わらない作風で続けて行きます。
作品展(個展)は毎年開催したいと思っています。

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片岡志都子 / ちょうどいい関係

自然も人も形を変えながら生きている。違う方向に進んでいるように見えて、同じ方向に向かっていくよう。グループ展「to connect to distribute」に出展した作品です。

アワガミインクジェットペーパーを選んだのは、自分でプリントして、木製パネルに貼ったものを制作したかったことと、和紙のやわらかい紙質が、日本の自然風景に言葉をのせる自身の作品に馴染むのではないかと思ったからです。

木の枝や草の細やかさ、雪のふんわりとした質感などをどこまで再現できるか、出力するまでは分かりませんでしたが、思ったように再現され、また色も鮮やかにプリントでき満足いくものでした。

文字や線もすっきりとプリントされ、水張りしても顔料インクのため、にじむことはありませんでした。和紙を伸ばしてタッカーで止める際、パネルの角で折り曲げた時も破れることもありませんでした。丈夫で柔軟な和紙の特質のおかげだと思います。10枚水張りをした際、それぞれ5分ほど水を染み込ませましたが、和紙の伸び具合も10枚ともほぼ変わらず、A.I.J.Pの安定した品質の高さがうかがえました。

今回がはじめてのグループ展となりましたが、これからもA.I.J.Pは私の作品の欠かせない一部になってくると思います。

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渡邊 直人 / Side_B

---渡邊 直人さんからのご感想---

AIJPを使うようになって既に8年になりますが、とてもユニークな表現ができるインクジェット用紙だと感じています。

まずなにより、中間からハイライトにかけてのトーンがとてもなめらかに再現できる点が気に入っています。微妙なグラデーションも綺麗に再現されるので、柔らかい光線状態で撮影したポートレートや花のマクロなどには特に相性がよいと思います。

また、モノとしての質感の良さも、この用紙ならではの魅力です。微妙なテクスチャや紙そのものの厚み・重量感など、特に展示で用いた際には独特の存在感があります。ほとんど反射を拾わない上、印刷後の色の安定性も良いので、長期の展示にも向いていると思います。(掲載の写真は今からまる3年ほど前に刷ったものですが、未だに目立った劣化は見られません)

一般的な写真用紙に比べると、暗部の締りが弱く、輪郭も若干滲んだような描写になるのは確かです。しかし、そうした特性を「短所」と見るか「長所」と見るかは、写真のセレクトの問題が大きいように思います。用紙の特性に応じた絵柄を考えながら使用しています。

様々な種類の紙に写真が刷れるようになったのは、まさにデジタル時代の恩恵だと思います。特殊な機材や設定を必要とせず、一般的なプリンタで気軽に和紙表現が楽しめる用紙として、ぜひお勧めします。


model: LUPI
hair&make: Akihiro Kimura

Motoko Tachikawa / Volubilis「朝顔」


フランスに住んでいますので、日本では制作していませんが、
年に数回の帰国の折に、アワガミファクトリーの和紙を購入させて頂いています。

最近作ったアーティストブック『Volubilis (朝顔)』では、AIJ雲流(薄口)に写真をプリントした後、蠟引きをして透明感を出しました。
この本の最初のページには、銀和紙を使いました。

アーティストブック制作には、印刷後ページを折るため、柔らかい忌部、雲流を使っています。
その他、デジタル版画も、びざん(厚口)手漉き紙を使って作りました。

鮮明に印刷できると同時に、洋紙に比べてあたたかい感じの仕上がりなので、満足しています。
発色もとても良いと思います。

今後も和紙独特の製品開発をお願いします。

ダニエル・ロペス / Cross over

外国人から見た、日記のような沖縄の「顔」の記録。

スイス出身、沖縄在住の写真家ダニエル・ロペスの、
過ぎ行く歳月が刻まれた沖縄各地「壁」に表情を見いだし、
擬人化するように鑑賞をしむける写真。

外国人がそれぞれの視点・方法で「沖縄」を見つめて、描いた展示会。

https://www.youtube.com/watch?v=GzDjzbOOqBo&vl=ja

黒川 雅代 / ハ テ ル マ

Recon PHOTO SCHOOL専門コースの卒業展の際、「AIJP びざん」に
プリントをしていただいた黒川 雅代さんに、お話をうかがいました。


---黒川 雅代さんからの感想---

作品のテーマは『ハ テ ル マ』。


「沖縄にある波照間島が大好きで25回通っています。

近くも遠くもない、観光客でも住人でもない、旅人と島人の間
今回の展示では波照間島との心地いい距離感を表現しました。」


黒川さんが、今回の作品に「びざん」を選ばれたのは、5種類ほど和紙を取り
寄せられ、それぞれテストプリントをされた中で、ご自身の写真イメージに
ぴったりだったからだそうです。

「今回、和紙にプリントをしてみて、フィルム写真の良さや雰囲気を出せること
ができそうです。」

と、おっしゃっていただきました。


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白岩 吉明 / ヒマラヤ山脈の北側から見た風景

壮大なヒマラヤ山脈の魅力に取りつかれ、数十年にわたり写真を撮り続けている
山岳写真家・白岩吉明さんに、「AIJP」についてお伺いしました。


---白岩 吉明さんからの感想---

写真プリントに関しては、まだ駆け出しでして、目下勉強中と言ったところです。
昨年6月に「AIJPびざん・耳付」を貴社の郷司氏にプリントしていただき、銀座の
「フレームマン・ギャラリー」で個展を開催した折の評価は大変良かったです。
今回、伊豆での個展開催は、その流れを汲むものです。
今回の期間中、別荘地の皆様が分けて欲しいとの事で、初めて自分で「オリジナル
プリント」なるものを作り、皆様のご要望に応えている次第です。

全日本山岳写真協会に所属し、今は主に「チベット・ヒマラヤ」をフィールドに
しているアマチュアカメラマンです。

これからA.I.J.P.をご使用になる方へのアドバイスとして、
「私も知ってから、まだ1年くらいです。たまたま幸運にも「AIJP」に出合いました
が、多くの方々は出会う機会もないかと思います。
全日本山岳写真協会や伊豆の別荘地の皆様など、私の狭い世界の方々に目下宣伝中です。
発色・風合い・価格等は、格闘して行くしかないと思っています。」

緒方 弘之・緒方 桂子 / 春浪漫

---緒方 弘之さんからの感想---


和紙は色が「くすむ」、コントラストが「弱い」の先入観がありましたが、最初の試しプリントで払拭
できました。
色調が柔らかく濃度も高いのでコントラストが得られる。私はコントラストの強い作品が多いのでメリ
ハリの得られない用紙は使用しません。
今回の写真展の来場者も濃度と色調の良さに驚いています。皆さんも私と同じような先入観がある方が
多かったので認識を新たにしたのではないでしょうか。
ただし光沢紙の画像処理よりもやや濃度、彩度も高めが仕上がりは良いように感じました。


これからA.I.J.P.をご使用になる方へのアドバイスとしましては、「先ずサンプル紙で通常のレタッチ
でプリントし種類の比較確認をすること。」そして、「紙の色(ベース)と作品の内容は良く吟味する
こと。」をおすすめします。


                           作品(上部3作品):緒方 弘之さんの作品
                           作品(下部3作品):緒方 桂子さんの作品

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Alice Tremblais

Awagami's ancestral tradition and technical washi-making expertise turns each paper into a masterpiece. The papers unique qualities place it at the heart of the artist's creation process.
Printing gives washi a second story as the fibers and pigments interact - revealing softness & sharpness, density & transparency, lightness & strength...
These days artists also approach the papers printed surface not as simply an 'end to
the means' but as a layer to be further manipulated, painted upon, varnished, re-worked, etc....During this final creative movement, perhaps no other paper can give the artist's hand such fluidity and freedom as Awagami washi.
For a master printer or an artist, working with Awagami washi is simply a joyous and unending adventure.

Alice Tremblais
Chef de projets
Okometa Paris, France

小野 典生 / 祗園祭音頭の子供たち

写真上:「祗園祭音頭の子供たち」ペンタックスリコーフォトコンテスト:準特選
      / A.I.J.P竹和紙170gにプリント
写真下:祗園祭「お迎え提灯」
     / 楮二層紙にプリント(左/和紙にプリント、右/データ画像)
     *プリント比較のため、「和紙プリント」と「データ画像」をご提供いただきました。
---小野 典生さんからの感想---
A.I.J.P竹和紙にプリントした作品で、「ペンタックスリコーフォトコンテスト」で準特選をいただきました
 「とてもデリケートなプリントでした
  シンプルな写真の中にいろんな要素が入っています
  赤い光が印象的で、やさしさとか温もりとか 伝統とかが凝縮された上手い作品です」                                   
審査員 丹地 敏明・安達ロベルト氏の講評が伝えたかった作品のイメージを表現してくれました
                          
  Web写真集「京の彩り」KYO NO IRODORI
  http://dukesaloon.com/kyonoirono/index.html
  (スマホ・タブレットで観れないときは、PCでご覧ください)

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Derrick Choo / "Silent Japan"

Derrick Choo is a talented photographer based in Singapore, His recent exhibition "Silent Japan" features images of Hokkaido
and Honshu printed on Awagami's A.I.J.P Bizan washi. Derrick writes about his images and Awagami A.I.J.P Bizan:

"Silent Japan" features a quiet stillness that reflects my impressions of the land. The photographs capture pockets of tranquility and the solitary, simple & austere beauty of Japan. By focusing on the natural, ordinary and often rustic objects, the viewer is invited discover the innate beauty found in the exquisite patterns left by the flow of nature and man.
The series is rooted in the Japanese aesthetics of "wabi-sabi" commonly defined as the beauty of things imperfect, impermanent, and incomplete.
Each image has been printed on Awagami's A.I.J.P Bizan (300 gsm white) digital washi adding much to the overall feeling of "wabi-sabi" with the paper's organic deckled edges, subtle surface texture perfectly fitting within the natural essence of the images."

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楊 ダニエル / The Royal Workshop Japan

---楊 ダニエルさんからの感想---

ブライダルアルバムの制作をされておられる、楊 ダニエルさんに、AIJPについて
おうかがいしました。

「和紙を使ってよかったこと。」
和紙の表面の荒さと、フィルム写真の粒子が非常にマッチすること。
写真の深さと物語の深さが、普通の光沢紙より増します。
白い壁に1枚のこの作品を飾るだけで芸術作品になります。

「和紙を使って困ったこと。」
和紙の上にホコリやチリがあるとインクがのらない。
インクをのせたり乾かしたりするのに細かい計算が必要。
和紙は重いのでマニュアルで紙をプリンターに差し込まないといけない。

これからAIJPをお使いになる方へは、上記のことを気をつけてください、との
ことです。

「写真を和紙にプリントするときに気をつけているところ。」
必ず印刷前にブロワーでホコリを優しくとります。
白手袋を着用します。
プリンターののトレーに紙を入れてオートで印刷するのではなく、
マニュアルで調整しながらいれます。

このように、丁寧に和紙をあつかってくださるダニエルさんは、アルバムの製本も
とても丁寧にされておられます。まさに、「世界に一つだけしかない」心のこもった
アルバムですね。


長瀬 正太 / 「湊(そう)」・「心 重ねて」

---長瀬 正太さんからの感想---

作品紹介:上の作品「湊(そう)」竹和紙170g使用
     下の作品「心 重ねて」プレミオ雲流使用

普通の習字に使うような和紙をプリントしようとしますと・・・紙がプリンターの中でクチャクチャ
になってしまったり・・・・色が滲んでしまって絵にならなかったり・・・・
紙の粉が大量に出るので、プリントの度にプリンターを開けてクリーニングしなくてはな
らなかったり・・・・色々と大変だったそうです。

ですが、この「阿波紙インクジェットペーパー」は・・・和紙にある程度の厚みを持たせてくれてあ
り、紙表面にもインクジェットプリンター用にコーティングがしてあるのでインクが滲まないように
なっています。

初めて阿波紙インクジェットペーパーのサンプルにプリントをした時・・・・
「あ、これなら写真に使える・・・・これなら作品として仕上げる事が出来る!」と思いました。

中でも、私が多用するのは「竹和紙」と「プレミオ雲流」の2種類になります。

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阿部 高嗣 / しまなみライフ

---阿部 高嗣さんからの感想---

阿部さんが新宿エプサイトギャラリーにて写真展「しまなみライフ」を開催される際、
いただいたお便りより。

しまなみライフの阿部です。
私は、びざん、とっても気に入っています。
子ども写真の場合、私がびざんで目指したのは、いわさきちひろさんのやわらかさです。
まさしくこれだーという感じです。
びざんは他の紙と全く別物です。
ご覧になる人の子ども時代に、時間をタイムスリップさせます。
まさしく私の写真にぴったりのような気がします。
紙には手漉きなので当然ムラがあります。
そのムラをうまく味方につけて作品に命を吹き込むような感じです。

注意したいのが、表面の加工を刷毛を使って手作業で行っているそうなのですが、
その刷毛の毛が表面に残っている場合が稀にあります。
プリントする前は、ゆっくりあせらず、紙の粉などを取り除きながら表面をじっくり観察
するといいと思います。
一枚一枚仕上がりを想像しながら、紙と対話するような感じです。

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長浜 健治 / 同胞

---長浜 健治さんからの感想---

A.I.J.P.との出会いは、「GANREF主催のセミナーで、写真家・吉田繁先生の講
義を受講し、その中でアワガミファクトリーの和紙をご紹介いただきました。」
という長浜さん。

ブログでもご紹介させていただいた長浜さんに、今回お話を伺うことができま
した。
▼ブログ記事
http://awagami.jugem.jp/?eid=637

長浜さんは、AIJPシリーズでは「楮」や「びざん」「竹和紙」を使って、モノク
ロ写真やカラー写真作品をプリントされています。

【竹和紙】について、「EPSONの6色染料プリンターPM-G860も所有してお
り、『竹和紙』にプリントした経験がありますが、染料インクを使用した場合、
紙にインクが滲み込むため、表面の毛羽が目立ってしまってあまり具合が良くあ
りません。印刷前に刷毛で表面を念入りに掃いても駄目。PX-7Vは顔料インクの
ため、紙の上にインクが乗るので毛羽が目立ず、風合いよく仕上がります。御社
の和紙の中でも白色度が高く、腰があるのに柔らかな印象を与え、気に入ってま
す。いわゆる和紙らしいテイストとは異なりますが、他に替わるものがない風合
いです。値段が比較的安いのも魅力で、両面印刷できるのがうれしいです。」と
ご感想をいただきました。

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長瀬 正太 / 心 重ねて

ネットで知り合った写真仲間さんからのご紹介により「AIJP」を使われるようになったという、長瀬さん。「AIJP」の使い心地などを、詳しく教えてくださいました。

「阿波紙和紙さんと出会えて本当に良かったと思っています。

発色も良くにじみもなくコントラストも予想以上に高くて・・・とてもこれが和紙とは思えない程でした。

実際に写真展の作品で使用した際も、観に来て下さったカメラマンさんのほとんどが「これが和紙!?」と驚いていらっしゃいました。
「先生に一度見てきた方が良いと言われて来ました!」なんて口コミで広がって写真展に来てくださる方も多かったです。

今現在はAIJPの「プレミオ雲流」をメインに使わせて頂いておりますが、和紙独特の細かい粒子がとても光を柔らかく、暖かく反射してくれますし・・・さらに荒々しく入った楮の繊維によって得られる色の濃淡やラインが僕の写真に新しい表情と感情を与えてくれます。」

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眞本 尚二 / 心

滋賀県大津市在住の眞本 尚二さんをご紹介します。

ご本人のプロフィールより:
「琵琶湖の魅力を撮り続け、カメラ雑誌などに何度か入選歴のあるアマチュア
カメラマン」

眞本さんの作品は以前、こちらでもご紹介させていただきました。↓ ↓
http://works.awagami-aijp.com/2011/02/post-5.html#more


今回、こちらの「心」という作品が、【 2011 JPS展 】にて入選され、
二枚組の作品のうち、一枚に、「AIJPプレミオ雲流」を使っていただきました。

ASUHA-明日葉-/In the town of SIESTA -シエスタの町で-

「シエスタ写真家」のASUHA -明日葉- さんのご紹介です。
2009年、新宿・エプサイトでの「江川渡子」さんの写真展で、ご本人からのご紹介
でアワガミを知ったそうです。

「A.I.J.P.」をお使いいただいたご感想をお聞きしました。
「従来の写真印画紙や、インクジェット用アートペーパー(コットン紙、セルロール紙
など)には無い「独特の風合い」、特に温かさ・柔らかさの表現に長けていると思います。
発色もよく、適度な滲み具合が独特のテイストを生み出します。
反面、意図しない擦れや不純物の混入などの問題点もあります。擦れについては、作品の味に
なることもあるので、必ずしもマイナス面ばかりではありません。

日本の伝統文化である和紙に、ギリシャをはじめとする西洋・地中海のシーンをプリントした
「和洋のハーモニー」は、ひと味違った面白さを与えてくれています。」

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眞本 尚二 / いざない(カラー作品), しらべ(モノクロ作品)

滋賀県大津市在住の眞本 尚二さんをご紹介します。
「琵琶湖の魅力を撮り続け、カメラ雑誌などに何度か入選歴のあるアマチュアカメラマン」
というプロフィールです。
「プレミオ雲流」を使ってモノクロ写真やカラー写真の作品づくりをされています。

上の作品は「プレミオ雲流A3ノビ」で印刷し左右を少しカットして、表面はアクリル加工
したものです。
彩度を落としたものを印刷して、東京・池袋にある株式会社カシマさんにて、
アクリル加工されたそうです。

「プレミオ雲流」のプリントについての貴重なご意見をいただきました。

【プリントの仕上がりやインクの発色について】
 いずれも私の作風によく合います。想像以上に発色は良いです。

【プリントの際、気をつける点と、風合いについて】
 プレミオ 雲流は、和紙の柄が大きく1枚1枚違う柄なので印刷の前にその柄と
 作品のバランスを考えて印刷紙と用紙方向を決めています。
 肝心の風合いは、とても優しい仕上がりになります。

【価格について】
 他の印刷用紙と比べても特に高価だとは思いません。
 それだけインパクトがありますので、正直納得価格です。

【眞本 尚二さんの作風と和紙について】
 私の作風は、どちらかと言いますと「彩度」を落としたり濃い黒を省いて
 モノクロ化することにより、やさしい作品に仕上げる傾向がありますので、
 プレミオ 雲流は、理想に近い印刷用紙です。
 

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岡田 邦明 / Romanesque Tales

---岡田 邦明さんからの感想---

フリーの写真家の岡田 邦明さん。
モノクロ作品を中心にされており、『AIJP楮』を使って手作りの写真集
など製作されています。

「和紙は製本しやすく、今回もA2を使用して、紙の目を考えて、A3に
 カットし、プリントしそれを二つ折りにして製本しています。」

ルリエールの製本家の方から、AIJPをすすめられたのが、和紙を使うよ
うになったきっかけだそうです。

本のタイトルは「Romanesque Tales (ロマネスクテールズ)」
日本題は「ロマネスクの博物誌」

ヨーロッパ中世、ロマネスク美術の彫刻を中心にした写真集で、
表紙は違いますが、中の写真(31枚)ページはすべて「AIJP 楮(厚口)」
を使用しておられます。

「ヨーロッパ中世の不思議な彫刻と風景の本にはぴったりの紙でした。
 いずれは、中世の写本のようなもっと厚手の一冊の作品としての本
 も製作してみたいと思っています。」

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akane/loin mais près

---akaneさんからの感想---


AIJP(和紙)を選んだ理由は、

「とにかく和紙の質感が好きなこと。
 作品をやわらかく見せてくれながらも、AIJPはくっきりした線も出してくれるところ
 が気に入っているので。」というakaneさん。

プリントはA3サイズはご自分で、A2サイズはAwagami Factoryの出力サービスを
ご利用いただいています。


フィルムカメラからのプリント写真をスキャナで読み込んで制作されるakaneさん。
和紙プリントの仕上がりは、
「柔らかでノスタルジックな感じが出て、大変気に入っています。」とのことです。

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長重 優廣/春竹林

---長重さんからの感想---

エプソンカラープリントコンテスト優秀賞を受賞された長重さん。

「この度、エプソンとガンレフ共同での"エプソン カラープリントコンテスト"
 にてアワガミ・インクジェット・ペーパー 楮(こうぞ)・厚口 を
 使用しました写真が優秀賞を頂きましたのでご報告させて頂きます。

 これからも、アワガミ様の商品を使わせて頂きますので
 よろしくお願い致します。」


大坂 寛/botanic heart(遠きは花の香り)より

---大坂さんからの感想---

大坂さんは、2008年頃から、【A I.J.P. びざん】に写真作品をプリン
トいただいております。

「今回のテーマには和紙を色々試したが、インクの乗り、表面の風合
い、手漉きの耳の残る趣など、条件にぴったりであった。
紙への染み込みやインク乗りの深みなどは表面加工の調整で可能との
ことだが、和紙の風合いを第一に考えれば難しいところであろう。
両立しうるインクジェット和紙の更なる開発を期待したい。

何れにしても元々モノクロ写真を暗室現像にて作品を造ってきた自分
であるが、デジタル写真でもそのオリジナル性をこの【びざん】によ
って美術館クラスの作品を生める素晴らしい製品であると思う。」

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山本 功巳/A distance of atmosphere

---山本さんからの感想---

インターネットで見られたのがきっかけで、AIJPをお使いいただけるよう
になった山本 功巳さん。
「銀塩写真の材料がどんどんなくなっていったので、
モノクロバライタ紙の代わりになるインクジェット紙を探していました。
いろんな紙のセットが入ったおためしセットがあったのでまずは、それを
注文してプリントしてみたらとても気に入りました。それからずっと愛用
してます。主につかうのは、びざんと楮の生成りです。」


「モノクロ写真なので、黒のバリエーションの中でどれだけ階調をだすこ
とができるかが問題でした。
最初は黒すぎたりして失敗しましたが、慣れてくると乾いてからこれぐら
いは出るだろうとか予測できるようになりました。価格はもう少し安くな
るとうれしいですが、それで品質が落ちるといやですね。

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渡辺 雅之/「錦魚」(上の作品)・「紅点」(下)

エプソンのイベントにて、アワガミ「A.I.J.P.」を知っていただいた
渡辺さんは、モノクロ写真、カラー写真、グラフィックを使った作品
づくりをされています。

---渡辺さんからの感想---

耳付きの和紙である「びざん」が伝統文化である「日本画」のイメー
ジと自分の中で融合したため、採用してみました。余白を幾分広くし
て額縁効果をねらいました。
その風合いにとても満足しています。


「錦魚」(上の作品)のような落ち着いた色調の絵には「びざん白」
を用いました。プリンターキャリブレーションツールによって、自分
で用紙のICCプロファイルを作成して出力しましたが、それでも元々
の紙色のためか黄色が強く発色する傾向があり、微調整が必要でした。
しかし、結果として絵が全体的にくすんだ中にも、背景の黄色部分が
鮮やかになり、そこだけ金箔や金泥で処理したような感じに仕上げる
ことができました。
「錦魚」作成においては、「びざん白」の黄色の発色の癖が、良くも
悪くも働いた印象です。

「紅点」(下の作品)は、清々しさを表現するために、「びざん純白」
を用いました。こちらもICCプロファイルを作成しましたが、発色の
癖は特に見られずデータどおりに出力できました。

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Paul Kohl

---ポールさんからの感想---

「びざん」はすばらしいです。
重さと表面の風合いがすばらしいと思います。
プリンターのプロファイルを出すのにしばらく時間がかかりましたが、
プロファイルを変えることによって出力した色の状態がかなり違って
くることがわかりました。

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堤 俊太郎

学名:Nelumbo nucifera 別名:レンコン(蓮根), ハスネ(蓮根), ハチス(蜂巣) 花期:夏
 
写真は、葉山町の、ご近所の方で栽培されてる蓮の花です。
なかには、鎌倉時代から続く古代蓮も有ります。
原産地はインドであるといわれ,日本には中国を通じて伝わったものです。

---堤さんからの感想---

この和紙の素材は、見ていただく方が一目で和紙と感じ気に入っています。
まだ手を付けていないのですが、2枚に剥がれるようですので、剥がし障子は、もちろんガラスやアクリルに張り透過光で見ればもっと綺麗に表現出来るような気がします。(その後、テストでガラスに張ってみたのですが、とても綺麗でしたよ。)

それに、今はやりの脱石油商品として地球に優しい素材です。
多くの人が使用すると良いですね。

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小久保 葉子/nostalgia

---小久保さんからの感想---

キャンパスに絵を描いたような温もりのある写真の仕上がりを求めていたところ、このアワガミに出会いました。

インクジェット紙『びざん(中厚口)』と『楮(厚口)生成』 を使用したのですが、どちらも理想に近い仕上がりとなりました。
手漉き紙の『びざん』については、手漉き紙ならではの耳がついており、額とは異なる味のある風合いを出しています。
作品のイメージからもこの風合い感は、私にとってとても重要でした。
また、人物の作品が『楮』ですが、ソフトな深みを出すのに最適だと思いました。

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岡本 和行 / 花 hanabi 美

---岡本さんからの感想---

岡本さんは、広告写真家で、ご友人がニューヨークから持ち帰られたGregory Colbertの写真集により、阿波和紙を知られたそうです。
写真展を開催するにあたり、アワガミのインクジェット用和紙を実験的に使ってみたところ、とても良い仕上がりになったそうです。
ちなみに、プリンターはエプソンPX-9000で、インクはエプソン顔料インクを、黒はマットブラックを使用されているそうです。


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ウォン ウィンツァン

---ウォン ウィンツァンさんからの感想---

未だ試行錯誤中ではありますが、ほぼ求めているイメージが具現できていると思います。
三椏を使用した理由は、一番軽量で光を通しやすいので、透過光が生えると思いました。

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加藤 文彦 / 屋久島山水

---加藤 文彦さんからの感想---

良い点は、他社製と比較してもコントラストシャープネスは写真用インクジェットペーパーとしてはレベルは高い。
                     
改善希望点は、インクが乗らない部分(白い部分)に漉き目が目立つことがある。
ロットによって製品にバラツキがある。
         

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高橋 和幸/「パテックフィリップと蓮」

---高橋 和幸さんからの感想---

和紙の風合いを求めて使用しました。今のところ時計の金属性と和紙のマテリアルのマッチが面白く表現できていると思います。スイスの時計会社の社長に見せたら大変気に入って、オリジナルプリントを50枚納めました。
個人的には廃校になった穴吹の口山中学校の教室の中を撮ったプリントが気に入っています。(写真左下)
当時を思い出させるような懐かしい雰囲気が漂っています。

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益子マイカ(keiko & maika)/"S'il vous plaît!" 

---益子マイカさんからの感想---


機材をデジタルに移行して3年半。
当初はデジタルの痛みを感じる金属的な画像の仕上がりに悩んでいましたが、アワガミとの出逢いで問題は解消されました。アワガミの柔らかな風合いは、白黒及びカラーを問わず人肌の描写に最適で、今ではアワガミ無しでの作品作りは考えられません。

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peco/手漉き和紙のポストカード

---pecoさんからの感想---

アワガミさんにはいつもお世話になってます!
白峰ができた時にモニターとして、使わせていただいた時の写真です。

「耳付きのハガキサイズのインクジェットペーパー、待ってました!」
という感じです(笑)。

耳の部分があることで、和紙独特の風合いを活かした小作品がつくりやすく、
とても使いやすいです。
プリントされた風合いも、和紙ならではのやわらかい雰囲気が活かされた発色でとても気に入ってます。

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木戸孝子/シリーズ "Re-birth"

---木戸さんからの感想---

とても美しいペーパーです。
薄口のこうぞに、高知の透き通った海のイメージをプリントしました。和紙の透き通った質感が、海の透明さを際立たせます。特に、作品の長期保存性に気を使っているので、和紙は中性紙だということもあり、気に入っています。

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