楮作品実例

にしむら かおり / 大坂夏の陣 「にゃんたときはち」

---にしむら かおりさんからの感想---

アワガミファクトリーさんをインターネットで知り、今回「 IJ-0343 楮(厚口)生成 A3サイズ」を使用しました。

私の作品はフォトショップでの彩色ですので、原画はデジタル出力した形になります。
なので、紙のちがいが色調のちがいに率直に反映されます。
アワガミファクトリーさんの和紙に出合うまで1年くらい試行錯誤して探しました。

プリントアウトも私の重要な制作工程なので、最後はまるで浮世絵の摺師みたいになって、
ミドリが強い、キイロが弱いと何回も微調整を繰り返しながら最後の色にたどり着きます。

アワガミファクトリーさんの和紙は、一般的な用紙とは風合いや微妙な中間色の濃度が違いました。
とにかく墨のかすれ具合や濃度を表現したい時には最適で、
私の作品は日本の絵巻物を意識して彩色しているので特に良かったです。

それから、何より私がアワガミファクトリーさんに感謝したいのは西国の阿波で和紙を作られていることです。
これから、私は関西の上方を舞台として作品を描こうと思っていますので、大坂の北前船の話や、
宗右衛門町の義太夫の話を、阿波の和紙で刷っていますというのは関西文化を世界に広める上で、大変誇り高いことだと思うのです。

今後、自分のルーツ(大坂船場商家)という狭く濃いテーマを軸とした絵本を、世界に向けて発信していきたいと思っています。

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緒方 弘之・緒方 桂子 / 春浪漫

---緒方 弘之さんからの感想---


和紙は色が「くすむ」、コントラストが「弱い」の先入観がありましたが、最初の試しプリントで払拭
できました。
色調が柔らかく濃度も高いのでコントラストが得られる。私はコントラストの強い作品が多いのでメリ
ハリの得られない用紙は使用しません。
今回の写真展の来場者も濃度と色調の良さに驚いています。皆さんも私と同じような先入観がある方が
多かったので認識を新たにしたのではないでしょうか。
ただし光沢紙の画像処理よりもやや濃度、彩度も高めが仕上がりは良いように感じました。


これからA.I.J.P.をご使用になる方へのアドバイスとしましては、「先ずサンプル紙で通常のレタッチ
でプリントし種類の比較確認をすること。」そして、「紙の色(ベース)と作品の内容は良く吟味する
こと。」をおすすめします。


                           作品(上部3作品):緒方 弘之さんの作品
                           作品(下部3作品):緒方 桂子さんの作品

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Alice Tremblais

Awagami's ancestral tradition and technical washi-making expertise turns each paper into a masterpiece. The papers unique qualities place it at the heart of the artist's creation process.
Printing gives washi a second story as the fibers and pigments interact - revealing softness & sharpness, density & transparency, lightness & strength...
These days artists also approach the papers printed surface not as simply an 'end to
the means' but as a layer to be further manipulated, painted upon, varnished, re-worked, etc....During this final creative movement, perhaps no other paper can give the artist's hand such fluidity and freedom as Awagami washi.
For a master printer or an artist, working with Awagami washi is simply a joyous and unending adventure.

Alice Tremblais
Chef de projets
Okometa Paris, France

オビカカズミ / 私の居るトコロ

---オビカカズミさんからの感想---

和紙を使うきっかけは、
「以前からプリントアウトする紙をいろいろと探していたのですが、昨年の個展開催を
キッカケに真剣に探し始めていたら友人からプリントアウトできる阿波和紙があるとす
すめられて。」だそうです。

実際に使われてみて、「手差しで一枚一枚いれないといけないところ。」は、困った点
ですが、「なんといっても風合いがいいです。デジタルとはおもえない暖かみが出ます。
よく"版画ですか?"と聞かれます。」とのこと。


写真は、オビカさんの住む四国瀬戸内のモノや風景が描かれた作品を展示された
「表参道・HBギャラリー」での「私の居るトコロ」展の様子。
http://awagami.jugem.jp/?eid=842

A3の作品はアワガミファクトリーの出力サービスもご利用いただきました。
http://www.awagami-aijp.com/print/service/index.html


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長浜 健治 / 同胞

---長浜 健治さんからの感想---

A.I.J.P.との出会いは、「GANREF主催のセミナーで、写真家・吉田繁先生の講
義を受講し、その中でアワガミファクトリーの和紙をご紹介いただきました。」
という長浜さん。

ブログでもご紹介させていただいた長浜さんに、今回お話を伺うことができま
した。
▼ブログ記事
http://awagami.jugem.jp/?eid=637

長浜さんは、AIJPシリーズでは「楮」や「びざん」「竹和紙」を使って、モノク
ロ写真やカラー写真作品をプリントされています。

【竹和紙】について、「EPSONの6色染料プリンターPM-G860も所有してお
り、『竹和紙』にプリントした経験がありますが、染料インクを使用した場合、
紙にインクが滲み込むため、表面の毛羽が目立ってしまってあまり具合が良くあ
りません。印刷前に刷毛で表面を念入りに掃いても駄目。PX-7Vは顔料インクの
ため、紙の上にインクが乗るので毛羽が目立ず、風合いよく仕上がります。御社
の和紙の中でも白色度が高く、腰があるのに柔らかな印象を与え、気に入ってま
す。いわゆる和紙らしいテイストとは異なりますが、他に替わるものがない風合
いです。値段が比較的安いのも魅力で、両面印刷できるのがうれしいです。」と
ご感想をいただきました。

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渡邊 直人 / 波打ち際で君は...

2年ほど前、吉田繁著「デジタルモノクロファインプリントマスターBOOK」(玄光社)
で紹介されていたのを見て「A.I.J.P.」を知られたという渡邊さん。


プリントのご感想は、「一般的なインクジェット用紙に比べると、中間からハイライト
にかけてのトーンがとても柔らかに再現されます。また、色のグラデーションも非常にな
めらかなので、ポートレートやボケを生かしたマクロなどには大変向いていると感じてい
ます。若干、輪郭がにじんだように、甘く描写されますが、そこは絵柄の選択の問題。
むしろその特性を生かせるような写真のセレクトをするのが良いと思います。

また、通常の用紙にはない、モノとしての質感の良さも気に入っています。プレゼントし
た際に喜んでいただけるのはもちろん、製作者にとっても、独特の風合いや、紙の種類に
よって異なるテクスチャを勘案しながら用紙を選ぶのは、通常の光沢紙では絶対に味わえ
ない楽しみだと思います。

色の経年変化も少ないですし、価格も生産の手間を考えればリーズナブルに設定していた
だいていると思います。プレゼントとして差し上げる時も、安心してお渡しできます。」

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ASUHA-明日葉-/In the town of SIESTA -シエスタの町で-

「シエスタ写真家」のASUHA -明日葉- さんのご紹介です。
2009年、新宿・エプサイトでの「江川渡子」さんの写真展で、ご本人からのご紹介
でアワガミを知ったそうです。

「A.I.J.P.」をお使いいただいたご感想をお聞きしました。
「従来の写真印画紙や、インクジェット用アートペーパー(コットン紙、セルロール紙
など)には無い「独特の風合い」、特に温かさ・柔らかさの表現に長けていると思います。
発色もよく、適度な滲み具合が独特のテイストを生み出します。
反面、意図しない擦れや不純物の混入などの問題点もあります。擦れについては、作品の味に
なることもあるので、必ずしもマイナス面ばかりではありません。

日本の伝統文化である和紙に、ギリシャをはじめとする西洋・地中海のシーンをプリントした
「和洋のハーモニー」は、ひと味違った面白さを与えてくれています。」

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岡田 邦明 / Romanesque Tales

---岡田 邦明さんからの感想---

フリーの写真家の岡田 邦明さん。
モノクロ作品を中心にされており、『AIJP楮』を使って手作りの写真集
など製作されています。

「和紙は製本しやすく、今回もA2を使用して、紙の目を考えて、A3に
 カットし、プリントしそれを二つ折りにして製本しています。」

ルリエールの製本家の方から、AIJPをすすめられたのが、和紙を使うよ
うになったきっかけだそうです。

本のタイトルは「Romanesque Tales (ロマネスクテールズ)」
日本題は「ロマネスクの博物誌」

ヨーロッパ中世、ロマネスク美術の彫刻を中心にした写真集で、
表紙は違いますが、中の写真(31枚)ページはすべて「AIJP 楮(厚口)」
を使用しておられます。

「ヨーロッパ中世の不思議な彫刻と風景の本にはぴったりの紙でした。
 いずれは、中世の写本のようなもっと厚手の一冊の作品としての本
 も製作してみたいと思っています。」

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長重 優廣/春竹林

---長重さんからの感想---

エプソンカラープリントコンテスト優秀賞を受賞された長重さん。

「この度、エプソンとガンレフ共同での"エプソン カラープリントコンテスト"
 にてアワガミ・インクジェット・ペーパー 楮(こうぞ)・厚口 を
 使用しました写真が優秀賞を頂きましたのでご報告させて頂きます。

 これからも、アワガミ様の商品を使わせて頂きますので
 よろしくお願い致します。」


山本 功巳/A distance of atmosphere

---山本さんからの感想---

インターネットで見られたのがきっかけで、AIJPをお使いいただけるよう
になった山本 功巳さん。
「銀塩写真の材料がどんどんなくなっていったので、
モノクロバライタ紙の代わりになるインクジェット紙を探していました。
いろんな紙のセットが入ったおためしセットがあったのでまずは、それを
注文してプリントしてみたらとても気に入りました。それからずっと愛用
してます。主につかうのは、びざんと楮の生成りです。」


「モノクロ写真なので、黒のバリエーションの中でどれだけ階調をだすこ
とができるかが問題でした。
最初は黒すぎたりして失敗しましたが、慣れてくると乾いてからこれぐら
いは出るだろうとか予測できるようになりました。価格はもう少し安くな
るとうれしいですが、それで品質が落ちるといやですね。

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小久保 葉子/nostalgia

---小久保さんからの感想---

キャンパスに絵を描いたような温もりのある写真の仕上がりを求めていたところ、このアワガミに出会いました。

インクジェット紙『びざん(中厚口)』と『楮(厚口)生成』 を使用したのですが、どちらも理想に近い仕上がりとなりました。
手漉き紙の『びざん』については、手漉き紙ならではの耳がついており、額とは異なる味のある風合いを出しています。
作品のイメージからもこの風合い感は、私にとってとても重要でした。
また、人物の作品が『楮』ですが、ソフトな深みを出すのに最適だと思いました。

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阿部 千香子

---阿部さんからの感想---

黒の発色がすばらしく、カラーもマットな落ち着いた色合いに仕上がります。色と色の接点もお互いの色に対して侵食せずにかなりくっきりと出力されました。
額装して展示していたのですが、和紙のやわらかさと少しインクが紙の上に乗ったようなにじみのない仕上がりがシルクスクリーン作品のように見えたようです。

紙についている粉が原因のようですが、複数枚印刷していると徐々に紙送りが悪くなってきます。手差しのように少し手で押し込むか蓋を開けて中のベルト部分を清掃する必要がありました。途中で普通紙印刷を何度かはさむという手もありますが。。
この点は難しいかと思いますが改善されてくれるとより嬉しいです。

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加藤 文彦 / 屋久島山水

---加藤 文彦さんからの感想---

良い点は、他社製と比較してもコントラストシャープネスは写真用インクジェットペーパーとしてはレベルは高い。
                     
改善希望点は、インクが乗らない部分(白い部分)に漉き目が目立つことがある。
ロットによって製品にバラツキがある。
         

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木戸孝子/シリーズ "Re-birth"

---木戸さんからの感想---

とても美しいペーパーです。
薄口のこうぞに、高知の透き通った海のイメージをプリントしました。和紙の透き通った質感が、海の透明さを際立たせます。特に、作品の長期保存性に気を使っているので、和紙は中性紙だということもあり、気に入っています。

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