写真作品実例

渡辺 雅之/「錦魚」(上の作品)・「紅点」(下)

エプソンのイベントにて、アワガミ「A.I.J.P.」を知っていただいた
渡辺さんは、モノクロ写真、カラー写真、グラフィックを使った作品
づくりをされています。

---渡辺さんからの感想---

耳付きの和紙である「びざん」が伝統文化である「日本画」のイメー
ジと自分の中で融合したため、採用してみました。余白を幾分広くし
て額縁効果をねらいました。
その風合いにとても満足しています。


「錦魚」(上の作品)のような落ち着いた色調の絵には「びざん白」
を用いました。プリンターキャリブレーションツールによって、自分
で用紙のICCプロファイルを作成して出力しましたが、それでも元々
の紙色のためか黄色が強く発色する傾向があり、微調整が必要でした。
しかし、結果として絵が全体的にくすんだ中にも、背景の黄色部分が
鮮やかになり、そこだけ金箔や金泥で処理したような感じに仕上げる
ことができました。
「錦魚」作成においては、「びざん白」の黄色の発色の癖が、良くも
悪くも働いた印象です。

「紅点」(下の作品)は、清々しさを表現するために、「びざん純白」
を用いました。こちらもICCプロファイルを作成しましたが、発色の
癖は特に見られずデータどおりに出力できました。

カラー写真の色の調整には苦労しましたが、最終的にはプリンターキャ
リブレーションツールによってICCプロファイルを作成し、さらにそこ
に微調整を加えて要望通りの発色を得ることができました。


これからA.I.J.P.を使われる方へは、「用紙ごとに発色に癖があるので、
見本帳を活用した試し刷りによって、その傾向をつかむことが大切」な
のでは、と思います。

制作者: 渡辺 雅之
URL: http://
使用した紙: びざん/白/厚口/A3
使用したプリンタ: エプソン・PX-5800
プリンタの設定について:

用紙設定:Velvet Fine Art Paper 使用ソフト:Photoshop CS4
Adobe Photoshopによるカラー管理
プリンタプロファイル:自作したICCプロファイルを適用
マッチング方法:「錦魚」→知覚的(赤の発色が良いため)
        「紅点」→相対的な色域を維持
使用プリンタキャリブレーションツール:データカラー スバイダープリント

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